2004年10月07日
「におい受容体と嗅覚系機構」の発見でノーベル賞
新聞によると、
2004年のノーベル医学生理学賞が、においを感じる仕組みを解明した米コロンビア大のリチャード・アクセル教授と米フレッド・ハッチンソン癌研究センターのリンダ・バック博士の二氏に授与すると発表されました。
受賞理由は「におい受容体と嗅覚系の機構の発見」です。
40~50万種類に及ぶ、においの分子を受け取り、脳が1万種類ものにおいを識別する仕組みをマウスを使ってそれぞれ研究した。
鼻腔のおくの嗅上皮にある嗅細胞に蛋白質でできた「におい受容体」が存在し、それぞれに約1000の遺伝子が対応していることをつきとめ、1991年共同で論文を発表した。
花や果実など自然の環境中のにおいは40万種類と膨大です。動物の鼻にはこれらを受け止める受容体があります。マウスには1000の遺伝子、人間には350種類あります。40万種類には遠く及ばないので1種類のにおい分子を複数の受容体の組み合わせとして認識することで多数を嗅ぎ分けるのだそうです。
両氏の研究によると、受容体はポケットのような構造を持ち、それぞれの構造にあったにおいの分子をうけとる。一つの受容体だけで識別できない複雑な分子でも、異なる受容体からの情報を組み合わせて認識できる。
両氏の成果は、においに関する記憶や情報伝達のメカニズムなどの研究にも道を開きました。
私たちの日常生活には嗅覚が重要です。においがわからないと、物を食べても何を食べたかわからないことが多くなります苦なります。好き嫌いや恐怖などの感情とにおいとの関連も解明されつつあり、将来は不安を取り除く治療やより高度なアロマセラピーが可能になるかもしれません。
テレビで目の悪い人に危険を知らせるために、においを使うことや、携帯電話が着信したら匂いの出るストラップなどが研究されているという番組を見ました。
今年はにおいがブレイクするのでしょうか。
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投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 2004年10月07日 12:16
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