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2004年08月30日

サプリメントについて

豊かな食事でも、現代人は栄養失調だといわれます。
飽食の時代に栄養失調???????

カロリーとなる3大栄養素は満ち足りていますが、それを代謝するのに必要な副栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維)が足りないために、代謝しきれなかったカロリーが余り肥満になる。これが現代人の栄養失調という意味です。

では、なぜこの余ったカロリーを私たちは捨てることができないのでしょう? それは人類の歴史の中で、飢餓と戦ってきたために、余ったカロリーはいざという時のために脂肪として蓄える代謝システムを備えているからです。

糖尿病は、この飢餓の歴史の中で、人類が生き延びるために適応した結果だと考えられています。
また、日本人は倹約遺伝子の保有者が多いため太る体質の人が多いのです。

【日本人の代謝システムの特徴】
◆腸が長い
農耕民族である日本人は、消化しにくい穀物から栄養素を吸収するために欧米人に比べて腸が長い
◆乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素の活性が低い人が多い)
これも牧畜民族ではなく、農耕民族のため
◆インスリンをゆっくり分泌する
消化しにくい穀物を中心とした炭水化物を多く取るため
◆倹約遺伝子(約4割の人が持っている、太りやすくやせにくい体質)
エネルギーの代謝をコントロールするホルモンの受容体の異常(これが倹約遺伝子)により、基礎代謝量が通常の人より200kcalも少ない。
◆カロリー消費量の低下
農作業という筋肉労働から頭脳労働へ移行したため

それではなぜ現代は副栄養素が不足するのでしょう?
■素材そのものに栄養価が低下している
副栄養素をたくさん含む食品は野菜ですね。ところが現在ではこの野菜に含まれる副栄養素が非常に少なくなっています。
たとえば玉葱に含まれるカルシウムは1950年には100gあたり40mgでした。現在は食品成分データベース で調べてみると100gあたり21mgしか含まれていません。

■加工食品は栄養失調を助長する
調理する時に煮炊きすると、水溶性のビタミンは水に溶けてしまい、熱に弱いビタミンは加熱すると壊れてしまいます。

■現在はストレスに満ちた社会です
現在のように変化の大きな社会では、私たちは知らず知らずのうちにストレスを受けることが多くなりました。精神的ストレスがかかると、抗ストレスホルモンの分泌が増加します。この抗ストレスホルモンの産生にビタミンが大量に消費されます。

■ビタミンやミネラルについて膨大な研究が行われ、さまざまな機能がわかってきました。ビタミンやミネラルは生体内で高分子(蛋白質など)と結合して機能を発揮します。酵素に結合している場合は補酵素と呼ばれ、酵素の活性発現には必須の存在です。
最近は活性酸素を除去する抗酸化機能と結びついていることが分かってきました。
従来の栄養学では比較的微量で足りていたこれらのビタミンやミネラルが、抗酸化作用を発揮するには従来の用量をかなり超えた量が必要になります。
新しい生理学的な研究の成果が、従来の栄養学を変貌させるところまで来ています。つまり私たちも理解と認識を変えていかなくてはなりません。

■また従来の栄養の概念になかった成分の出現は、ますますもって栄養学の世界を複雑にし、理解しにくいものとなっています

★サプリメントの補充の仕方
<補充する量>
所要量:欠乏を予防するための量【最低必要量】
保健量:健康を維持促進する量【理想摂取量】
薬材料:薬理作用を期待して使う量【治療目的摂取量】

<補充する順番>
まずは生きていくための代謝に関与する必須栄養素から
☆ビタミン(13個)
☆ミネラル(20個)
☆植物性蛋白質(必須アミノ酸 8個)
☆食物繊維
☆レシチン(コリンとイノシトール)
☆オメガ3脂肪酸(EPA:エンコサペンタエン酸、DHC:ドコサヘキサエン酸)

その後ハーブのような機能性食品をとる
ハーブのような機能性食品は必須栄養素をとって代謝を正常化した上でトッピングするべきものです


<サプリメントとは>
◆栄養機能食品
◆特定保健用食品
◆その他(ハーブやその他のいわゆる健康食品)

サプリメントとは【日本サプリメントアドバイザー認定機構の定義によると】食品成分または通常の食生活に追加して摂取することで健康の維持・増進に役立つ食品成分を含む食品


<栄養機能食品>
高齢化や食生活の乱れなどにより、通常の食生活を行うことが難しく1日に必要な栄養成分を摂れない場合など、栄養成分の補給・補完のために利用してもらうことを趣旨とした食品である

■ビタミンA βカロチン
■ビタミンD
■ビタミンE
■ビタミンB1(チアミン)
■ビタミンB2(リボフラビン)
■ナイアシン(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)
■ビタミンB6(ピリドキシン)
■葉酸
■ビタミンB12(コバラミン)
■ビオチン
■パントテン酸
■ビタミンC
■カルシウム
■鉄
■亜鉛
■銅
■マグネシウム

<特定保健用食品>
体の生理学的機能などに影響を与える保険機能成分を含んでおり、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの、特定の保健の用途のために利用されることを趣旨とした食品です

■お腹の調子を整える食品
■コレステロールが高めの方の食品
■コレステロールが高めの方、お腹の調子を整える食品
■血圧が高めの方の食品
■ミネラルの吸収を助ける食品
■ミネラルの吸収を助け、お腹の調子を整える食品
■骨の健康が気になる方の食品
■虫歯の原因になりにくい食品
■歯を丈夫で健康にする食品
■血糖値が気になり始めた方の食品
■食後の血中中性脂肪値が上昇しにくく、体に脂肪がつきにくい食品
■食後の血中中性脂肪値が上昇しにくく、体に脂肪がつきにくい、またコレステロールや中世脂肪が気になる方の食品
■食後の血中中性脂肪が上昇しにくい食品

投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 2004年08月30日 02:15

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